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北海紙管本社ビル

https://www.hokkai-s.co.jp/

所在地 / 札幌市清田区

竣工年 / 2013年

用途 / 事務所

構造 / RC造2階建

構造設計 / 七田建築構造デザイン

写真 / 酒井広司

Location / Kiyota,Sapporo

Completion / 2013

Use / Office

Structure / RC

Structure Engineering / Shichida Structure

Photo / Koji Sakai

1958年に北海道名寄で創業した古紙回収・紙管製造(ホッカイボイド等)・古紙リサイクルを行う北海紙管株式会社の新社屋である。
敷地は、商業施設が建ち並ぶ国道36号線と桜並木の綺麗な旧道に南北を挟まれ、視認性の高い場所である。
交通量の多い国道に向け、企業の新しいメッセージを発信する社屋外観にしたいというクライアントの要望と、快適な執務環境の両立を設計の目標とした。
敷地は南面する国道より1m程低いため、メインとなる執務空間を2階に集約し、建物を北側に寄せて配置することで、国道からの離れを確保して落ち着いた執務環境となるようにした。
国道とのインターフェースには、ガラススクリーンと紙管ルーバーによるキャンチレバーの中間領域(ミーティング・リフレッシュスペース)を設けることで、視覚・騒音・日射の緩衝帯を形成し、外部環境との程良い距離感を保ちつつ、クライアント
の目指す「地域に親しまれるリサイクル企業」としての開かれた表情となることを意図している。
RC外断熱工法とアンダーフロア空調システムを採用した。熱源は氷蓄熱+EHPを採用し、ランニングコストの低減と電気需要の平準化に貢献している。

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