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所在地 / 美瑛
竣工年 / 2008年
用途 / 店舗・レストラン
構造 / 鉄骨造平屋
プロデュース / C.S.P.T.
Location / Biei
Completion / 2008
Use / Shop・Restaurant
Structure / Steel
Produce / C.S.P.T.
北海道には珍しい多品種少量生産型のJAびえいが、新時代に対応した新ブランド創出の戦略拠点として企画した施設である。美瑛農産物の優秀性や加工食材の提案を実際のメニューや商品の形で提案する、ビジネスショールームとしての役割を担っている。
敷地は、富良野から旭川へ抜ける国道沿い、美瑛市街の起点に位置しており、周囲にはJAのサイロや倉庫群が無秩序に存在している。
デザインの手がかりを探る中で、同じプロポーションの単純な形態の連続、限定された素材と単純なディテールの繰り返しという既存農業施設の特徴を景観構成要素として抽出し、デザインに展開する事により、周囲の農業施設との一体感、連続感を獲得しうるのではないかと考えた。それにより、美瑛市街の起点としてのイメージアビリティの向上、シーニックバイウェイのルートである街路沿い空間の質向上に貢献することを目指した。
建物は、国道に面してレストラン、選果工房、選果市場を24m×8.5m×4.8mの全く同じプロポーションの3つのBOXにまとめて構成した。BOX間には、エントランス、ベジタブルセラー、オープンキッチン、中庭などをレイアウトし、内外の融合した空間のシークエンスを体感させることを意図した。
冬期間の短い工期を考慮し、スレンダーな150角の柱と、ブレースによるピン接合による鉄骨造とし、乾式工法の外壁とした。方立見付幅を65mmに抑えたペアガラスカーテンウォールと、縦胴縁にビス留めの上、アルミ型材押縁にて取付けたアルミ樹脂サンドイッチパネルは、共にH4800を横目地なしで成立させるディテールとした。
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