500M美術館

http://500m.jp/

所在地/札幌市

竣工年/2012年

用途/美術館

構造 / --

写真 / 酒井広司

Location / Sapporo

Completion / 2012

Use / Museum

Structure / --

Photo / Koji Sakai

移動のみに使用されていた長大な地下通路という条件を逆手にとり、駅施設内の通路に設置するギャラリーとしては日本で最長の施設へとリニューアルし、日常的なアートに触れられる憩いの場を目指した。整備の実現にあたっては、公共の地下通路として利便性・安全性を損なわないよう札幌市交通局と協議すると同時に、アート展示に相応しい空間とする必要があった。
500m美術館のデザインにおいては、既存の地下通路の面影・味わいを残しながら、錆鉄板による力強い質感の「異物」を挿入し対比させることで、「時の流れを感じさせる美術館」となるよう心がけた。
構造は、コの字型の鉄骨下地を1m間隔で配置し、これにガラス可動ウォールのスライディングレールを取り付ける事で、既存の天井や壁に応力を加えないようにしている。ガラス可動ウォールを使用した展示空間をガラスケース展示ゾーンとし、10m間隔で収納スペースを設置している。可動ウォ-ルを使用しない場合はスライディングレールで収納スペースへ収納し、展示空間を全開放できるようにした。
その他、メンテナンスフリーな素材を使用するとともに、既存地下通路のメンテナンスを阻害しないように新設部を適宜取り外し可能
な仕組みとした。